香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
近年、歯科医療技術の進歩により、患者様の歯の健康を維持しながら、より穏やかで効果的な治療法が開発されています。その中でも特に注目されているのが、「削らない接着ブリッジ」という新しい治療法です。従来のブリッジ治療では、周囲の歯を削ってブリッジを装着する必要がありましたが、削らない接着ブリッジでは、歯を削る量を最小限におさえブリッジを装着することが可能になりました。
この治療法の革新性は、患者様にとって大きな利点をもたらしています。まず第一に、削らない接着ブリッジは、周囲の健康な歯を削る必要がないため、患者の歯の健康を保護します。従来のブリッジ治療では、周囲の歯を大きく削ることによって歯の構造が削られ、その部分が永久的に失われてしまうことがありました。しかし、削らない接着ブリッジでは、周囲の歯を傷つけることなくブリッジを装着することができるため、患者の歯の健康を維持しながら治療を行うことができます。
さらに、削らない接着ブリッジは、患者様にとって痛みや不快感を最小限に抑えることができます。従来のブリッジ治療では、周囲の歯を削ることによって歯に負担がかかり、治療後しばらくの間、歯に違和感や痛みを感じることがありました。しかし、削らない接着ブリッジでは、歯を削る必要がないため、治療後も歯の違和感や痛みを最小限に抑えることができます。これにより、患者様はより快適な治療を受けることができます。
また、削らない接着ブリッジは、治療期間を短縮することができます。従来のブリッジ治療では、周囲の歯を削る作業やブリッジの装着に時間がかかるため、治療期間が長引くことがありました。しかし、削らない接着ブリッジでは、歯を削る必要がないため、治療期間を短縮することができます。これにより、患者様はより迅速かつ効率的に治療を受けることができます。
削らない接着ブリッジは、歯科医療の革命とも言える革新的な治療法です。従来のブリッジ治療に比べて、患者の歯の健康を保護し、痛みや不快感を最小限に抑え、治療期間を短縮することができるため、多くの患者から注目されています。今後もさらなる技術の進歩が期待される中、削らない接着ブリッジが歯科医療の未来を拓く一端となることは間違いありません。
従来の歯を大きく削るブリッジ治療の場合だと50歳という若さで歯を抜かなければならなくなる歯の寿命を70歳ぐらいにまで延命させることができます。歯は一度削ってしまえば元には戻りません。最初の治療が肝心です。接着ブリッジで治療した部位がダメになっても,治療するのに十分な歯が残っています。10年以上かけて何回かやり直ししたとしても,ようやく通法の削除量になります。その分高齢になっても歯の根っこが残ることになります。つまり取り外し式の違和感の大きい入れ歯ではなく,カブセでシッカリ噛める為には土台となる歯を残す必要があるのです。最初の治療で通法を選択してしまうと,歯が抜け落ちるのも時間の問題になります。
実際に吉本歯科医院で行ったジルコニア接着ブリッジの症例です。
この患者さんは矯正治療が終了し、スペースがあいた部分にジルコニア接着ブリッジを行いました。
(※矯正治療は矯正専門歯科で行いました)
これがジルコニア接着ブリッジ
ジルコニア接着ブリッジを接着した写真
削らない接着ブリッジ・ジルコニア接着ブリッジが対応できる方
ジルコニア接着ブリッジは下記のような方に対応できます。下記の条件を満たしていない場合には接着ブリッジ以外の治療方法のご提案をさせて頂きます。
接着ブリッジが適応されるための条件
①接着するための両隣の歯がご自分の歯であること(人工歯はできません)
②接着する両隣の歯が健康であること
③噛み合わせの力が強くかからない部位(過剰な力がかかる場合には破壊されるため対応できない場合があります)
日本補綴歯科学会の「指導医」による接着技術
吉本歯科医院の院長、吉本彰夫は「日本補綴歯科学会」の「指導医」、また、接着歯科学会専門医の資格を保有しております。補綴(ほてつ)とは、歯を失った部分の形態と機能を人工物で補うことを指します。接着ブリッジ治療もこれにあたります。また院長は接着歯学会専門医として特殊接着封鎖技術を用いた歯科治療を行っております。この治療を完全に理解し治療を行っているのは四国では吉本歯科医院のみです。補綴指導医、接着歯学会専門医が行う治療ですので安心しておまかせ下さい。